こんばんわ…。。
今回は… 木材の豆知識④ 「檜葉 ヒバ」です。
科目:ヒノキ科 常緑針葉樹
産地:北海道南部、四国、九州まで広範囲で生育しております。
ヒバは、成長がとても遅く、成木になるまで100年~200年の時間がかかる
貴重な一種です。ゆっくり育つ分、ち密で香り強い木材になります。
色調:辺心材の区別はやや不明瞭で、辺材は淡白色、心材は淡黄色。
さて、そんな「ヒバ」の最大の特徴は木材腐朽菌に強い事。
白アリには他の樹種を圧倒して強いです。
これはヒバ油に多く含まれる「ヒノキチオール」や「シトオネロール」・「ナフタレン」と
言った成分の作用です。抗菌性・殺菌性の強いこの成分を白アリや、さらに
カビも嫌います。
温暖で湿気の多い日本の気候条件には、カビや白アリの成育条件にとって
最高の環境です。
そんな中で、腐りにくく、耐水性があって湿気にも強く、強度はヒノキと同じ位
性質をもつヒバは、土台・柱 軒廻り・浴室・ベランダなど特に耐久性、耐水性が
求められる部分の材料として、昔から愛用されてきました。
もちろん、住宅用材としてはだけではなく、お箸やヘラ・おちょこやまな板・すのこ等
日用品が多くありますし、抗菌性・殺菌性を利用して入浴剤や石けん、
なんと化粧品や発育毛剤など幅広く利用されているのがヒバなのです。
意外と身近にある物がヒバから出来ている商品かもしれませんね…。。