6月
02
2010
今回、ご依頼頂きました物件です。
外装工事ご依頼ですが、これは難題です。
築年数が、戦後間もない時期とお聞きいたしました。
土壁です。字の如く土を用いて作られた壁です。
土壁は、日本伝統の工法であり「竹」を割り格子状に組みあげていく
昭和の建設物は内装材は「土壁」がほどんどです。
わら・粘土・すさ・砂等を混ぜて塗り上げる。
工程も 「荒」 「中」 「仕上」 最低でも3つ段階があります。
地球上には、様々な国があり、様々な建築物があります。
国によって「建設物」は全く異なります。
その国にある資材(調達)出来るもので、またその国の風土に
理が適うもので建設されています。
日本ほど台風や地震・四季がある国は、数える程度です。
よって、日本の建設物は世界から見ても優秀な建物と判断される事が多いです。
基礎も無い状態で、柱が直接地面という事もあり、水腐れで腐食が
激しく強度は無いと判断致しました。
「国民の生命」「健康及び財産の保護」を図る。
建築を学ぶ際、一番最初に教わる事です。
難題ですが、プロの知恵を多数頂き、この物件に元気を
与えていく次第です。
これからどう施工していくか…
次回…公開致しますのでお楽しみで。