3日間、研修のため通常業務をお休みさせて頂いておりました。
ご迷惑をお掛けしたことをお詫びいたします m(_ _)m
今回のお話は、奈良県にある唐招提寺という寺院の金堂のお話です。
このお寺は、鑑真によって759年に建立された寺院で平成10年には『世界遺産』に登録されている国宝ですが、
10年がかりで大修理が行われていました。
前回、建物を傾斜させてギネスに登録された建物の話をしましたが、
今回は、柱が内側に傾いてしまったり、軒先が垂れ下がってしまったというお話です。
実は、この寺院は明治時代に一度大修理が行われていて、その際に水平力を相殺するための
『方杖』と呼ばれる部材を撤去していたらしいんです。
その理由というのが、『安置した仏像の上に部材が見えているのはみっともない』
気持ちは分かりますけど、その大事な部材を抜いたために・・・
しかし、その当時は今のような構造解析などの道具はなかったでしょうから仕方がなかったのかも知れないですね。
あと、携わった技術者が驚いたことに実験をしてみてヒノキ(金堂に使われている材料)が
1200年経った古材でも、強度が落ちていないらしいんです。
すごいですよね。今使われているコンクリートや鉄では考えられないですよね。
もちろん、国宝ですから立派な部材が使われているんですけどね。
弊社のアパートにも、国宝級とは言いませんが立派な部材を使っております。
ローコストにするために構造材を削るようなことは一切しておりません。
柱を抜きたいときでも、検討して大きな木材等を配置しております。
みなさんも、見た目とかで簡単に柱や梁を撤去したりせずに、専門家に相談してからにして下さい。
『この柱抜いたらどうなると?』 『ここを増築するとどうナルト?』 m(_ _)mベタデスミマセン
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