省エネの代名詞である『LED(発光ダイオード)照明』。
最近、環境問題・エコに関心が高まっているため急速に普及し始めました。
『あ~うちも電球をLEDに変えたよ』なんて人もいると思います。
イニシャルコストは高いですが、ランニングコストが安く、長持ちするので交換の手間が掛からないというのが売りです。
しかし、このLED照明に交換した札幌市役所で問題が発生したそうです。
市役所や、学校の天井によく付いている直管型の蛍光灯がありますよね?あのタイプのLED照明なんですが、
取替えた直後に『目が疲れる』とか『気分が悪い』といった体調不良を訴えた職員がいるそうです。
アンケートした結果(アンケートを取るというのが役所らしい行動ですね)、違和感があると答えたのが約4割いたそうです。
原因は、LED照明に内臓されている『整流器』というもの。
みなさん、ご存知ですか?LEDは直流で光るものなんです。なので家庭用の照明などで使う場合は、
交流を直流に変えないといけないんです。これを整流器が行うわけです。
この整流器に不具合が出たみたいです。
交流の電圧は、時間毎に変わり下図のように波を打ったような波形になります。
これを一定に近いように変換するわけですが、交換前の整流器では電圧が0になるポイントが
出来てしまって、電流が流れない時間ができ、点いたり消えたりを繰り返したようです。
ただ、この繰り返しが1秒間に100回の頻度で起こったためにこういう現象が起こったようですね。
蛍光灯でも、電圧による明るさの変化は起こるんですが、残光があるためちらついてないように見えるんですね。
LED照明は電気用品安全法の規制対象外なので、安全性が約束されていません。
数字などによる規制が難しい等の理由からみたいです。また、LEDに変えれば明るいとも言えないようで
明るさを求めるなら『蛍光灯』、省エネ・環境に配慮するなら『LED照明』という感じで選択せざるを得ないようです。
もう少し月日が経てば、LED照明も蛍光灯に取って代わる時が来るだろうと思います。
流行りものに手を出すのではなく、熟成されるといいものになるんですね。
弊社も私の年齢と同じ年月を経て熟成されています。
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