今回の東日本大震災、死者・行方不明者の数のほとんどが津波によるものではないかとあちこちで
言われています。
建築基準法では、要求性能として津波被害を想定してなく、実務者レベルでも考えたこともないと思います。
わずかに示されている基準というのが、内閣府が出している『津波避難ビル等に係るガイドライン』というもの。
私も、今回初めて耳にした言葉『津波避難ビル』。
津波避難ビルとは、退避時間や地形などの条件から、高台への避難が困難な地域で指定・整備される
施設のことだそうです。
建物にかかる力は、想像をはるかに超える規模で、3mの津波の波圧は風荷重の30倍の力です。
台風がきて、悲鳴をあげているレベルではないんですね。
構造計画上では、耐震性を高めた建物ほど津波には強いと言われます。1階をピロティ形式
(柱だけで1階を造る形式)にするなら、津波には強いが耐震上は不利になりやすいといったように、
相反するんですね。今後議論を呼びそうです。
昨日、祖母の施設に顔見せに行く前に寄ったスパゲティ屋さんの天井を激写してきました。
どのように仕上げているかを息子に説明したら「ふ~ん」とだけ。
面白いかなと思って、分かり易く伝えたつもりがあまり伝わってない様子でした。
『テルテル坊主を逆さまにして、絵の具をつけてポンポン叩くようにして色をつけるんだよ』って説明したのに...
これも想定外...かな?
弊社株式会社 成斗工務店臨機応変頑張って行きますので
よろしくお願い致します。