できれば思い出したくない東日本大震災の内容です。
宮城県女川町に建っていたコンリート造の建物が津波により横転していましたよね。
研究の結果、建物の重さの5倍の水平力で押された結果、横転してしまっているそうです。
なかなか想像できないでしょうが、こう考えてみると納得すると思います。
60kgの体重の人が一人地面に立っていて、止まっています。そこに同じ60kgの体重の人が
5人で一斉に体当たりしてきたらどうですか?一人でも倒れますよね?
コンクリート造の建物は昔から津波に強いと言われてきました。
自重が大きく、地震用に壁を多く配置されているからです。
津波で海水が押し寄せてきて建物の半分まで浸水すると、建物に浮力が発生して
自重が30%ぐらいになるそうです。その後全部浸水してしまったら、自重が80%まで回復するそうです。
分かりますか?プールや風呂に入ったときのことを想像して頂くと分かるんではないでしょうか?
建築基準法上では、そこまでの力に対して検討の義務がありませんので、対応できなくて当然だと思います。
誰も『まさかこんなところまで...』って思いますよね?
自然は恐ろしいものです。福岡では、博多駅周辺が大雨で浸水しただけでもパニックになっていたので
東日本大震災の被害に遭われた方は、相当なものだったんだろうと思います。
一日でも早い復興を願って、株式会社 成斗工務店 頑張っていこうと思います。