昨日、運転免許証の更新に行ってきました。新しい免許証は本籍を載せず、ICチップが入っていて
暗証番号を2つ設定しないといけないんですねぇ。全く知らなかったので困惑しましたが、1時間の講習を経て
更新を済ませてきました(^○^)
またもや地震の話で恐縮です。津波ばかりが報道されていますが、色々な現象が各地で起きています。
茨城県の笠間市にある市役所笠間支所。RC(鉄筋コンクリート)造3階建ての庁舎で、1970年頃の完成なので
現在の耐震基準は満たされていない建物です。この建物は大きく損傷し、危険と判断されて
現在使用されていません。この庁舎の壊れ方は、教科書通りの壊れ方をしているみたいです。
ただ、ここは大きく損傷しているのに、庁舎の駐車場から見下ろす木造住宅は、瓦が少し落ちている程度で
しっかりしているんです。そんなことってあり?って思われるでしょう。
答えは、『固有周期』というもののようです。
固有周期とは、建物それぞれが持っている『一旦ゆれて元に戻ってくるまでの時間のこと』で、
各建物で数値が違うんです。
これが、建物が高いと固有周期は長くなり、逆に剛性(つよさ)が大きくなると固有周期は短くなります。
振り子でイメージ!
一般に、木造建築物を倒壊させる周期が約1~2秒と言われています。今回のこの笠間市附近は
近いところで測定された結果で、約0.3秒ぐらいの周期だったということなので、木造の全半壊が少なかったようです。
おそらく、この約0.3秒と市庁舎の固有周期が同じになり、『共振』したんでしょうね。
『共振』ってみなさん、ご存知ですか?いつの日かTVでワイングラスを指で叩いて、高い声を
ワイングラスに当て続けて、ワイングラスを割る芸当をお持ちの方の映像が流れていました。
これは、ワイングラスの固有周期と、高い声の固有周期が共振することで、グラスが割れるんですね。
まさにこれと同じ現象みたいです。
久しぶりの雑学コーナーで、力が入りすぎたみたいですね。
これに懲りずにもっともっと情報をお伝えしていきたいと思います。
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よろしくお願い致します( ^.^)( -.-)( _ _)